今回の記事は、前回の授業編の補足です。
今回はI am~ You are~の文の基礎編ということで単純に教えるだけだったら簡単ですよね。
板書して、教える内容も少ないので、いっぱい問題解かして終わりっていうのが普通かと思います!
でも、それを舐められやすい先生がすると、問題演習中は確実にざわざわします(^^;)
怖い先生だとそれでも授業が成り立つのですが、舐められやすい先生は安易に問題演習って訳にもいきません。。。
問題演習は成績を上げるためには、凄く重要なのですが、問題演習の時間中はある意味生徒が自由に使える時間が発生している状態ですので、舐められやすい先生が授業をしている場合は生徒は遊んでしまします。
中学生は相手を見て態度を変えるので、残酷ですよね泣
今回の単元は絶対に教えなければならない内容は少ないです。
逆にいえば教える側の裁量が大きい単元ともいえます。
絶対に必要なことを教える以外の時間は、問題演習を中心にしてもいいですし、
本質的な知識を教えてもいいわけです。
今回であれば、I am~ と You are~ を教えなければならないということ以外は
自由です。
しかも、最近は英会話教室などに通っている子供が多く、既に知ってるよ~って子供
も多いです。
まだ成績にこだわる時期でもありませんので、本質的な知識を雑談程度に教えてあげてもいいと思います。
中学生は概念的な知識を覚えることが苦手な傾向があるので、あくまで雑談程度にっていうのが重要です。
これはまだ覚えなくていいんだけど、説明しとくね~って形です。
あんまり、概念ばっかり教えると分かりにくい先生扱いされるので注意が必要です。
今回であれば、I am~とYou are だけでは物足りない生徒が多いので、品詞と語順の話をしてあげれば良いですね!
普通の先生ならI am You are しか教えないので、特別なことを学んだという気持ちに生徒がなってくれます。
その感覚を持たせられるかが舐められやすい先生には重要です。
舐められやすい先生は、普通にしてると舐められるので、知識を持っていることはアピールしておく必要があります。
そうすれば、中学1年生の間は、最悪舐められっぱなしでも、受験を意識しだす、中学2年生の2学期頃から格段に授業をしやすくなります。
この先生の授業は文法・単語だけじゃなくて本質を教えてくれるから聞こ!
って思ってくれるわけです。
本質とは、英語でいうと、文型と品詞・語順です。
例えば、並び替え問題で、なぜ副詞をこの位置におくのか、なぜ前置詞が最後に残るのか等々です。
常日頃から本質を意識して勉強していれば入試対策へとスムーズに移行できます。
本質を教えることは決して無駄・教えすぎではないのです。
でも、1年生の初めから本質を教える必要はないのではと思う方もいるかもしれません。
これは自分の持論なのですが、教師はなぜ必要なのでしょうか?
教科書があるのだから、生徒は教科書を読めばいいのではないですか。
教科書と教師の差とは違いは何でしょうか?
というか、教師は何を求められているのでしょうか?
よく、この先生の授業を聞くぐらいだったら教科書の方が分かりやすいとか聞きますよね(^^;)
そういった先生はどこがダメなのでしょうか?
その答えは、「大局観の有無」です。
経験の無い先生が陥りやすいのは、教えている単元が全体から見たらどういう位置付けなのかが認識できていないです。
例えばI am You are の基本編は、日本語と英語の語順の違い、英語の文のルール(先頭大文字・文末はピリオド)、第3文型、be動詞の文であることが、I am You are 以外の単元でも共通して使えます。
「当該単元以外にも共通して使えること」を教えている先生が一般に分かりやすくて、生徒の成績を上げる先生、最終的には生徒を合格に導く先生と呼ばれます。
なぜなら、模試や入試は単元が一つに絞られていませんので、一つの単元でしか通用しない知識を教えても意味がないからです。
もちろん暗記色が強い単元(代名詞・another、others、、the other(s)の違いなど)
は仕方ないですが、そういった単元以外は全体を俯瞰したうえで他の文法との共通点や異なる点を教えてあげる必要があります。
文型や品詞・語順はどの文法を教える時も基本考えなければならない事柄なので、一度教えるコツを掴んだらとても使えます!
でも、いきなり、新人の先生がそれをやるのは厳しいですよね。
ですので、このブログでなるべく詳しく授業を再現する形にしますので、
使えそうなところは自分流にアレンジして使ってください!