~旧帝大卒 童顔ちびの 元塾講師が贈る~ 教える側に立つ人を手助けするための英語ブログ

童顔&ちびという生まれ持った特性により先生になることを一時諦めている男のブログです

【be動詞】I am ~ You are ~の文(まとめ編②/短縮形・冠詞)・2/2 回目(補足)

ひよっこです。

本日はbe動詞(I am ~ You are ~の文(まとめ編/疑問文・否定文)

の補足をしたいと思います。

 

今回は冠詞と所有格と短縮形をメインとしましたが、なかなか

教え方が難しいと思います。

とくにa/an については未だに私自身よくわかっておりません(笑)

まあ、冠詞の概念が無い日本人には厳しい単元ですよね。

 

今回教えるポイントはズバリ、限定詞(決定詞)になると思います。

 

自分が生徒の時は、正直学校や塾で教わった記憶がなく、なんとなくで乗り切っていた感じです。

 

なぜ限定詞を教えるかというと、名詞の処理の仕方は入試において凄く重要だからです。

塾で働いていた時は、入試前に模試や過去問の採点をしていたら、冠詞ぬけで減点する場面が数多くありました。

それは、英語が苦手な子はもちろんですが、英語を得意としている子も結構間違ていました。

果たして、間違える原因は何でしょうか?

英語の感覚がよくないからでしょうか?

いや、違います。

名詞の処理の仕方を知らないからです。

というか、教える側がなんとなくで教えているから生徒はなんとなくaをつけたりつけなかったりするようになるのです。

 

もちろん、まだ英語を教え始めて間もない時期ですので、詳しく教える必要はありません。

知識がないうちから、あんまり細かく教えすぎると、生徒から「わかりにくい先生」扱いされてしまいます。

ですので、伝家の宝刀「まだ覚えなくてもいいんだけど、一応教えておくね」とワンクッションをおいたうえで限定詞について教えてあげるべきです。

そうすれば、入試前になって可算名詞の単数形を何もつけずに使う(I have pen.みたいな文)生徒はかなり抑えられると思います。

 

恐らく、多くの先生は I have pen. という文を書いた生徒がいたら、pen の前に a をつけてね~で終わると思います。

もちろん、初めのうちは、それでもいいと思いますが、根本的な理屈を教えてあげないといつまでたっても間違い続けます。

 

しかも、名詞は主語、目的語、補語というほとんどの文の要素をしめていますので色々な単元で登場します。

 

クラスの状況によって、英語が苦手な生徒が集まる場合もありますが、それでも中学1年生の間には教えてあげるべきだとおもいます。

 

あと、もう一つしっかりと教えてあげて欲しいのは語順についてです。

 

英語は英語圏の人たちからすれば感覚的なものだと思います。

しかし日本では英語を教科として教え、試験を実施し、答えが決まってあります。

学問としての英語は決して感覚的なものではありません。

 

ですので、生徒には感覚ではなく論理的に考えて解く癖を身につけさせなければなりません。

論理的に考えるためには、その根拠となる事柄を覚えておく必要があります。

ということは、教える側がしっかりと教えておかなければならないということです。

 

今回で言うと 限定詞+形容詞+名詞 の順番ですよね。

 

大人でも結構迷う人がおおいかと思います。

 

でも、この順番さへ知っていれば、my new pen なのか new my pen なのか

根拠に基づいて考えられますよね!

 

あと限定詞は一緒に使えないということも知っていれば、a my new pen とか

間違える心配はないですね。

 

今回、注意して教える事柄はこのぐらいだと思います。

 

あと、経験上、前回の復習を入れてあげると生徒の反応が良かったです。

全く違う単元の時は厳しいですが、訓話を入れながら復習をして、授業をするという形が基本になるかと思います。

 

今回でI am You are を終了としますが、この単元だけでも意外と奥が深かったと思います。

正直、ここまで詳しく教える必要はないかもしれませんが、生徒に論理的な考え方を身に着けさせるために、あえて詳しくやってもいいと思います。

決して、無駄にはならないので。

あとは、担当している生徒の学力層をみて判断してください。

ちなみに、自分が勤務していた塾の最上位クラス(偏差値70以上)

の生徒は中学1年生の初めの頃に文型を習っていました(^^;)

 

さすがに中学1年生の生徒から、目的語、補語って単語を聞くとは思いませんでした(笑)

しかも、補語になれる品詞までしっかりと覚えていて名詞、形容詞、前置詞句って答えた時は鳥肌ものでした。

 

結局その子は英語の偏差値は80ぐらいで推移して、地区ナンバーワンの私立高校と公立高校に合格していますので、細かく理論を教えることは間違いなく王道といえます。

 

かなりかみ砕いて何回も何回も品詞や文型といった概念的なことは教えてあげるといつか、生徒が分かるようになってくれるという感じでした。

正直、かなり根気がいります。

ここまで教えても、テストで点数をとらせてあげることは可能ではあるのですが、生徒の将来のことを考えて、根気強く頑張りましょう(笑)

 

 

次回からは

This is と That is の文をやってみたいと思います。

 

私事では、ありますが、ひよっこも英検に再チャレンジしようと思っています。

英検1級の筆記テストまでは合格したのですが、

当時精神的に病みがちで、リスニングとスピキングが苦手すぎて恐怖で、面接に行けませんでした。

今から思えば、自信がつくまで努力しろよと思うのですが・・・

 

ブログを書き始めて、やっぱり皆様にコンテンツを提供する以上には英検1級ぐらいはとっておかないとダメだなとの思いが強くでてきましたので、筆記試験からもう一度チャレンジすることにしました。

 

英検1級に合格することができましたら、勉強の仕方とかも公開したいと思っております。

私は留学もしたことがなく、正直合格できるかは不安なところではありますが、皆様と同様英語に対して真剣に接したいと思っております。

 

コメントもお待ちしておりますので、質問等ございましたら、遠慮なくご連絡ください。